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自動車整備士が不足している原因とは

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お疲れ様です。ぶろぐるまです。

最近さまざまな職業で囁かれている人手不足。この波はやはり自動車業界にも迫ってきています。

かなり深刻なんです。営業マン不足というのはあまり聞きませんが自動車整備士不足というのはニュースでも取り上げられています。この日本でも年間数百万台も販売されている自動車。新車が世に出るということはその分だけ整備も必要になるということ。今流行りの電気自動車は修理ではなくアッセンブリ交換が主ですがそれでも整備士が必要になります。スマホと一緒だからと言って素人が作業してしまうと非常に危険で死に至るケースもあります。自動車整備士である筆者がなぜこのような事態になっているのか独自の見解をしていきたいと思います。

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日本国内の自動車保有台数

日本の自動車保有台数はおおよそ、

登録自動車(普通車)47,000,000台

軽自動車35,000,000台

合計82,000,000台

この数字は一般財団法人 自動車検査登録情報協会の発表による数字です。

この小さな国土の日本でものすごい数字ですね。

日本国内の自動車整備士

それでは日本での整備士の人数はと言いますと、

約34,000人

この数字は日本自動車整備振興会連合会発表の数字です。

この数字が右肩下がりになっているということですね。

自動車整備士不足?

みなさん、自動車整備士不足してるな〜って感じたことありますか?

頻繁にディーラーや整備工場を利用することがない為に実感する事はないと思いますが、知らないうちに皆さんのところまで近づいているかもしれません。

なぜかというと、皆さんの愛車の点検やオイル交換などで利用するときに予約が必須になってきていませんか?いきなりお店に行って作業してくれるところが少なくなっていませんか?一つの原因として自動車整備士不足が関係しているんです。なぜかというと、先程の保有台数と整備士数を覚えていますか?

大まかに計算すると

保有台数82,000,000台÷整備士数34,000人=1人当たり年間2,411台整備

1人あたり台数2,411台整備÷12カ月=1人あたり1ヶ月200台

1ヶ月200台÷1ヶ月労働日数22日=1日あたり9台の整備台数が必要になる計算になります。

1日9台の整備だったら大した事ない数字じゃんと思いませんか?

それが一概に自動車整備と言っても全て同じ整備ではありません。

車検4時間、法定点検2時間、6ヶ月点検1時間、オイル交換30分、これだけで7時間30分。

単純に見積もってもたった4台で1日が終わるんです。お昼休憩してたら1日が終わります。計算上ではあと同じ工程をしないといけない数字なのです。あくまでも目安の数字です。これ以下ではなく毎日これ以上の作業をしなければいけません。なので最近では完全予約制になっているのです。

自動車整備士不足の原因は?

原因は一概には言えませんが、よくニュースに出るのが

「少子化」・「若者の車離れ」・「職業選択の多様化」・「自動車技術の進歩による整備項目の増加」

このようなことが言われています。このことが間違っているとは思いませんが本当にそれだけなんでしょうか?

これは筆者の意見なのですが。

毎回このようなニュースを見るとなんか腑に落ちません。このようなニュースはずべて外部の人たちからの意見なのではないかなぁと思います。この世の中のせいにしているような気がします。

自動車ディーラー、自動車整備工場、の人たちが周りに頼っていることがわかるニュースだなと思います。

皆さん自動車ディーラー、自動車整備工場などにいって感じた事はありませんか?

自動車が飾ってあるところは綺麗。

しかし、整備工場は?

綺麗なところもあるかもしれません。また最近は設備も最新になったりと綺麗な工場も増えていると思います。綺麗な工場、最新鋭の設備、働きやすそう。と思いますよね。

しかし、よーく見てください。

エアコンついてますか?

こんなこと言ったら

贅沢だ!

整備するんだからエアコンがいるか!

もっと熱い仕事はあるしもっと寒い仕事もある!

そういう声が聞こえてきそうですが、

これ大事だと思いませんか?

働く上で空調って大事ではありませんか?

筆者はとても大事なことだと思います。

空調といってもスポット的なエアコンを備えているところがほとんどだと思います。夏場は特に1台数百万する自動車を車内の整備をするときなどはスポットクーラーなんてなんの意味もありません。ないよりはマシかもしれませんが、それでもものすごい量の汗をかきます。それも新車の車内の中で。筆者はそれが嫌で嫌で。なぜこのような環境で作業をするのだろうと不思議に思っています。

工場全体を締め切ってエアコンつけて作業すればどれほど快適で作業がスムーズに終わるか。

排気ガスなども今はマフラー付近にダクトをつけて外に逃す換気扇もあるのに。

そういう昔ながらの環境が根強く上層部には理解されません。

100年に一度の改革期と自動車業界では耳にしますが、そんな改革的な時代に整備の環境は『汚い』というワードからは抜け出そうとはしません。汚れて当たり前と思っているのでしょう。

作業服も汚い。汗臭い。そういう人たちが数百万もする高価な自動車の整備をしていいものなのか疑問になります。

理想は、高級外車を扱うような作業環境を作り出していくのが国産のディーラーや整備工場には必要ではないのかなぁと思うこの頃です。

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