皆さん、車の点検はどのくらいの頻度で受けていますか?
「車検はちゃんと受けるけど、それ以外の点検はあまり意識していない」という方も多いのではないでしょうか。
実は、これまで多くのディーラーが推奨してきた「6か月点検」が、無くなる方向で動いているというニュースが出ています。
「えっ、定期点検が減るってことは、メンテナンスは大丈夫なの?」
「そもそも6か月点検って何?」
そんな疑問を持つ方のために、今回の記事では6か月点検の廃止の背景や、これからの車のメンテナンスについて詳しく解説します!
6か月点検って何?義務なの?
まず、「6か月点検」とは何なのか、簡単に説明します。
車には、法律で定められた「法定点検」があります。これは1年ごとの「12か月点検」や車検時の「24か月点検」などが該当します。これらは義務なので、実施しないと罰則を受ける可能性もあります。
しかし、6か月点検は法律で義務付けられているわけではなく、ディーラーが独自に推奨していた点検です。
6か月点検の内容
ディーラーによって名称は異なりますが、例えば以下のようなものがあります。
これらの点検では、エンジンオイルの状態確認やタイヤの空気圧チェック、バッテリーの点検などが行われます。
所要時間は30分程度で、点検費用は比較的安いか、場合によっては無料で受けられることもありました。
「半年ごとに点検することで、車のトラブルを未然に防げる」というのが、この6か月点検のメリットでした。
なぜ6か月点検が無くなるの?
では、なぜ今になって6か月点検が廃止されるのでしょうか?
その理由は、大きく分けて2つあります。
① 整備士の人手不足
現在、自動車業界では深刻な整備士不足が問題になっています。
「車の整備士」と聞くと、昔は「安定した仕事」というイメージがありましたが、近年は労働環境の厳しさなどから、若い人たちが整備士の仕事を選ばなくなっています。
その結果、整備工場では人手が足りず、限られた人数で多くの車を点検・整備しなければならない状況に。
ディーラーとしても、限られた整備士のリソースを、本当に必要な法定点検や車検に集中させるために、6か月点検を廃止する方向に動いているのです。
② 法定点検を優先するため
法律で義務付けられた12か月点検や24か月点検は、整備士が細かくチェックする重要な点検です。
しかし、6か月点検も含めると、整備士の負担が増えすぎてしまい、本来の法定点検に十分な時間を割けなくなる可能性があります。
特に、数年前に起こった「不正車検問題」では、整備士の過重労働が原因のひとつとされました。
そのため、「まずは法定点検をしっかり行える環境を整えよう」という流れになっているのです。
6か月点検がなくなったら、車のメンテナンスはどうすればいいの?
「6か月点検がなくなるなら、車のメンテナンスが不安…」という方もいるかもしれません。
しかし、大切なのは「定期的に車の状態をチェックすること」です。
そこで、6か月点検の代わりに自分でできる簡単なメンテナンスを紹介します!
① エンジンオイルの確認
エンジンオイルは、車の心臓とも言えるエンジンをスムーズに動かすために重要です。
オイル交換の目安は5000km~10,000kmごとなので、定期的に点検し、交換しましょう。
② タイヤの空気圧チェック
空気圧が低いと燃費が悪化し、最悪の場合タイヤがバーストする可能性もあります。
月に1回はガソリンスタンドや自宅でチェックしましょう。
③ バッテリーの点検
最近のバッテリーは長持ちするとはいえ、突然上がることもあるので注意が必要です。
エンジンのかかりが悪くなったり、ライトが暗くなったりしたら、早めに点検しましょう。
④ ワイパーゴム・ウォッシャー液の確認
ワイパーの拭き取りが悪いと視界が悪くなり、事故の原因になります。
半年に1回くらいは、ゴムの劣化具合やウォッシャー液の量をチェックしましょう。
まとめ:6か月点検の廃止=メンテナンス不要ではない!
6か月点検の廃止は、整備士不足や法定点検の重要性を考えた結果の動きですが、これは「メンテナンスが不要になった」という意味ではありません!
これからは、「法定点検や車検はディーラーや整備工場でしっかり受ける」+「日常的な点検は自分でも行う」という意識が大切になります。
車のトラブルは、普段からの点検やメンテナンスで防げるものがほとんどです。
ディーラーのサービスが変わる今こそ、自分の車の健康状態に目を向けてみませんか?
これからも、安全で快適なカーライフを送るために、定期的な点検を心がけましょう!
コメント